聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第21章~時空を超えた再会(4)

2度目のセッション。

水が見えた。

水の上を進んでいくと、建物が見える。

その建物に入ってみますか?

はい・・・。
石造りのトンネルを抜けると入口があるみたい・・・。

では、そのトンネルを抜けて、と誘導している最中に、
「だんだん見えなくなってきました・・・」とTさん。

そして、ほどなく、暗くなってしまった。

以後、どうやっても何も出てこない。

いろいろ試したが、駄目だった。

ヒプノが初めてのときは、見えたものにびっくりして、
「これ、何だろう? 私が自分で想像してるのかな?」と考えてしま
う人も多い。
その瞬間、カチッとスイッチが入って顕在意識に入れ替わり、せっかく見えて
いたものが消えてしまう。

見えたものをそのまま受け入れればいいんだけど、やっぱり初めて
のときって不思議に思うから、
「これ、なんだろう?」って思っちゃったりする。

でも、ヒプノも「慣れ」だから、回数を重ねると、だんだん「見る」こと
が上手になっていくんだって。

本当に見えるのかな?とか、
見えなかったらどうしよう、とか、
どんな風に見えるんだろう?とか、そういうことをな~んにも考えな
い、あっけらかんとした人は初回からすんなり見えることが多い。

でも、こればっかりは性格だからね、ってママ。

「よく”瞑想”でも、”無になる”っていうけど、雑念が湧いてきて、
無になれないっていう人、多いでしょう?」

ママは催眠と瞑想って同じようなものなんじゃないかと思ってる。
要は、変性意識状態になっているだけだと。
(この時、脳波はα波になる)

瞑想をやる人は、自分で「無の境地」、つまり変性意識状態になれ
る。
一方、催眠はセラピストが言葉で誘導しながら変性意識状態に導く。
潜在意識に繋がるという意味ではどちらも同じ気がする。

例えば、りんごが木から落ちるのを見て「万有引力の法則」を発見
したニュートンは、いつも瞑想をしているときにひらめいていたと言わ
れている。

「閃き」ってどこからくるのかいうと、潜在意識からなんだよね~って
ママは言った。

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