聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第21章~時空を超えた再会(22)

そして、次のレッスンでは、さらに面白いことが起きた。

ママはもう一度、インナーチャイルドの誘導をしてみた。

「そしたらね、今度は部屋の中に入れたの!
木の扉を開けて中へ入ると、暗かったんだけど、ちゃんと女の子
がいたの」

しかも、前回、幼稚園児だったその子は、成長して小学生になって
いた。

「その子はTさんを見て、どんな表情をしてる?」と聞いてみる。

不安そうにしてます・・・。

「あなたは? 」って聞くと、Tさんは、「ドキドキしてる」と答えた。

Tさんが、「大丈夫だよ」と声をかけると、その子は少し嬉しそうに
笑った。

そして、「何かして欲しいことがある?」って聞くと、
「ひとりぼっちでいたくない。
(Tさんと)一緒にいられれば、それでいい」と答えた。

前回のレッスンではインナーチャイルドに会うことができなかった。

それで、
ママは、次のレッスンまでの間、毎晩寝る前に3歳位の自分を
イメージして、その子に「大好き」とか、「生まれてきてくれてありが
とう」とか、「いままで気づかなくてごめんね」とか、思いつく言葉
を言いいながら抱きしめてあげてね、とアドバイスした。

確か、精神科の越智啓子先生の本に、そうやってインナーチャイル
ドを癒すことができると書いてあったから。
ぬいぐるみや人形があったら、それを自分のインナーチャイルドの
代用にしてもいいとのことだった。

「Tさんが毎晩寝る前にあなたを抱きしめていること、気づいてた?」
って、ママはその子に聞いてみる。

すると、「うん!」と嬉しそうに返事をするではないか・・・!

すごい・・・やっぱり通じてるんだ・・・。

Tさんは「これからも続けるね」って言った。

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