聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第21章~時空を超えた再会(32)

Tさんは、何故かお風呂の排水溝が怖いのだと言った。

それで、その原因を究明すべく、いくつかの場面を見に行った。

最後に、「好きな場所へ」と誘導する。
今日のセッションはちょっとヘビーだったかもしれないから、
少しリラックスしてもらおうと思ったのだ。

Tさんは「木がいっぱいあるところへ行きたい」と言った。
そして、いつものように森へ行った。

気分はどお?って聞くと、
「気持ちいい」という答えが返ってきた。

Tさんは森のようなところへ行くと、とてもリラックスできるらしく、
大抵何かが見える。
この時も、「白いウサギがいます!」と言った。

「私のそばへ寄ってきました」
そして、「とても触り心地がいい」と言った。

ママがウサギの目を見て?と言うと、
Tさんは「あっ・・・! うちのワンちゃんです!」と言った。

Tさんは犬を2匹飼っているが、そのうちの1匹だという。

生まれ変わってきてるんだね?

「うん、ねえ、エフちゃん、Tさんは断片的ではあるけど、どんどん
見えるようになってきたの」

固かった心が、少しずつほぐれてきているような気がした。

それに、Tさんとはマンツーマンのレッスンだったから、
時間がたっぷりあった。

だから、ヒプノの勉強以外にもいろんなことをやった。

アロマテラピーのこと。
水の波動の実験。
太尾さんのセミナーで聞いてきた動物のこと。
エネルギーの話。
等々。

Tさんはいつも目を輝かせて聞いてくれた。

ある時は、説明しているママを見てクスクス笑うので、
「え?」って聞くと、
「マサコさん、楽しそうに教えるな~と思って」

ママは赤面したけど、図星だった。
教えることが楽しくてたまらなかったから。

それにTさんのことがまるで妹のようにかわいくて仕方がなかった。

「っていうか、妹だった過去世もあるから、そのときの気持ちが
蘇ってきてたのかなあ?」

ママはそう言って笑った。

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