聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第21章~時空を超えた再会(41)

いよいよ、9回目。
残すところ、あと2回のレッスンとなった。

ママは、気になるサブパーソナリティを一同に集めることにした。

「何でも、思い当たることを言ってみて?」とTさんを促す。

出てきたのは、
 アレルギー性鼻炎のこと
 人前で本などを読むのが恥ずかしいこと
 海が怖いこと
 何かを借りると、期日までに返さなきゃとプレッシャーになること
 職場でイラつく人がいること
 行動に移せなくて焦ること
 人に批判的なこと、などだった。

リラクゼーションの誘導のあと、ママはこれらのサブパーソナリティ
たちを、順番に呼び出してみる。
ハイヤーセルフも呼んでおく。

最初にクライアントとして来たときは、誰を呼んでみても、返事もな
く、誰も現れなかった。

でも、今回は、面白いように出てきた。
ママは、嬉しくてしようがない。

それぞれのパーソナリティがどんな姿をしているのか、聞いてみた。

「人に批判的な人」は、黄緑色で透けて見えるのだという。
「期日までに返さなきゃとプレッシャーになる人」は、三日月の形。
「人前で本などを読むのが恥ずかしい人」は、傘の形。
「海が怖い人」は、ブラシの形。
ハイヤーセルフは、形ではなく、「光そのもの」だと言った。

ママは、最初に、「人前で本などを読むのが恥ずかしい人」に質問
をした。
「なぜ、恥ずかしいの?」って。

みんながいると緊張しちゃう、という返事が返って来た。

いつから、そうなの?

気が付いたら、そうなってた・・・。

では、最初に緊張した場面へ行って下さい。

すると、小学校1年生の場面が現れた。
そのとき、Tさんにとって、とても恥ずかしい思いをする出来事が
起きた。みんながTさんに注目した。
「恥ずかしい!みんなに見られてる!」

そして、この日以降、Tさんの中に、「人に注目されたくない」という
思い(パーソナリティ)が生まれたのだった。

そっか・・・。 みんなの前で本を読むということは、みんなに注目さ
れるから・・・。 だから、嫌なんだ。
幼児期のトラウマが原因だった。

この場面は、Tさんの意向を聞いた上で、「書き換え」を行った。

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