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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第21章~時空を超えた再会(44)

驚いたことに、Tさんは、「お母さんのお腹の中にいます」と言った。
「外に出たくない。知らない人がいっぱいだから」とも。

ママ: 知らない人がいっぱいだと、何故出たくないの?

なんか、こわい。

ママ: あなたが、最初に、”こわい”と思った場面へ行ってみて?

6~7か月(の胎児)です。
外の世界がこわい!
ここに居た方が安心。
外に出たら、(知らない人がいっぱいいて)嫌なことがある。

あ! そうか!
ママはわかった。

ママ: あなたは今後の(人生の)青写真を知っているのね?

はい。

ああ・・・。だからなんだ・・・。

「え?ママ、どういうこと?」

「あのね、エフちゃん、Tさんは以前ヒプノをやったときに、今生の
テーマは、”人と接すること”って言ってたでしょう?
それを学ぶために、たくさんの知らない人と出会って、いろんな
嫌な想いをして、そして、それを克服するように設定してきたんじゃ
ないかと思うの。

胎児の時は、まだその記憶があるので、自分の決めてきたテーマ
とはいえ、(お母さんのお腹から生まれた後に)それが現実になって
いくことを思うと不安なんじゃないかな」

そうそう! 
教室で胎児期退行を学んだ時、生徒のひとりが同じことを言ってた
っけ。 「生まれるのが面倒くさい」って。
なぜなら今後の人生が全部わかっているから。
誰と、どんな風に出会って、何が起きて・・・って、これからの人生が
すべて見えてる。
それをこれからやらなくちゃいけないかと思うと、面倒くさいなあっ
て。 (笑)
お腹の中で赤ちゃんはそんなことを考えていたの。

「そっかあ。じゃあ、Tさんの幼稚園でのいじめとかも、そのためな
んだ」

「うん。たぶん。人と接することで嫌な想いも沢山するんだけど、でも
そこから学んでいくように、青写真を作っていたんだろうね」

ママは、胎児のTさんに向かって、こう言った。
「大丈夫。ちゃんと良いようになっていくから。不安がることはない
よ」って。

そのとき、ママの脳裏に、ふっと虹色の光の玉が浮かんだ。

「あなたに虹色の光の玉をプレゼントするね。
これからどんなことがあっても、ずっとこの光があなたを守ってくれ
る。外に出てからもずっと一緒にいて守ってくれる。
だから、大丈夫だよ」

Tさんがこっくり頷いた。

ママは、Tさんが両手で虹色の光の玉を受け止めるイメージをし
ながら、言葉でそのように誘導した。

「その後、Tさんが言ったことに、ママはとても驚いちゃったの!
セッションが終わった後、開口一番、こう言ったの。
”ああ、だから『虹』だったんだ・・・” ってね」

ん? どういう意味?

「あのね、Tさんが前日にカードを引いたらね、虹の絵のカードが
出てきたんだって。
なんで虹なんだろう?って不思議に思ってたんだって。
で、ママが”虹色の光の玉”って言うのを聞きながら、
”あっ! だから『虹』のカードが出たのか!これだったんだ!」って。

Tさんもびっくりしたらしいが、それを聞いたママはもっとびっくりした。

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