聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第21章~時空を超えた再会(47)

「必要だったから」

「マサコさんは・・・・・」

Tさんは、ママとの過去世を見ているようだった。

「マサコさんは(その頃)ヒーラーなの」

その頃?いつだろう・・・・・。

「古代ギリシャ・・・。すごく古い時代」

ヒーラーって、どんなことをやってるの?

「横になった人の体に手を当ててる」

ヒーリングをしてるんだ・・・。

「私は近所に住む(小さい)女の子で・・・・。
毎日毎日、マサコさんの所へ行って、ヒーリングしているのを、そば
でずっと見てる。
マサコさんは、いつも私に優しくしてくれる」

Tさんは、ママがヒーリング(たぶん、体調の悪い人を治している)
するのを見ながら、すごいなあ、自分もいつかこういう風になりたい
なあ、って子供心に思っているのだという。

そして、「いつかマサコさんと一緒にこうやってヒーリングができた
らなあ、って」

それが願いなのだと。

いつか、一緒に・・・。

だから? だから、こうやって、2000年近くもの時を経て、会いに
きてくれたの?
そのときの「想い」で、会いに来てくれたの?

だから、あのとき、「ヒプノ、習いたいです!」って言ってくれたの?

ママは胸がいっぱいになった。

目の前のTさんの意識はタイムスリップして、古いギリシャの時代
に戻っている。
その時の小さな女の子に戻って、過去世の私たちのことを実況中
継してくれている。
(それゆえ、Tさんの会話は「現在形」なのだ)

そして、ママには、Tさんが見ている場面は、見えないけれど、
でも、その女の子の感情はそのままママにも流れ込んできた。

Tさんが、ヒーリングをしているママのそばで、ワクワクしながら
憧れを持ちつつ見つめているのも
いつの日か自分も同じようなことができるようになって、一緒にやれ
たらなあって思っているのも、
ママのことをとても慕ってくれているのも。

まるでママの意識が一瞬のうちに同じ時代に戻って、Tさんの意
識と同化したかのように感じとってしまった。

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