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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第6章(3)~サブパーソナリティ -3

ママは優しく聞いてみた。
「あなたはだあれ?」

「小さい私(Sさん)だって言ってます」

「どんなパーソナリティさんですか?」と、ママ。

「大人になりきれない人です」
「5歳以上に成長できないって言ってます」

「どうして大人になれないの?」

「お母さんに育てられていないからです」

ああ、そうか・・・・・。

この子はSさんのインナーチャイルドだ。


インナーチャイルドとは、
「子供時代の頃の記憶や心情、感傷の事」と説明されていることが多い。

小さい子供は「親に愛されたい」という情動を本能的に持っている。

その気持ちが満たされないと、傷ついた「内なる子供」が
潜在意識の中に存在することになる。

ママは、ハイヤーセルフにお伺いをたててから、
(注:亡くなった人を呼び出すときは、必ずハイヤーセルフに許可を得る)
Sさんに、「お母さんに来てもらうこともできますよ?」と聞いてみた。

「はい、お願いします」とSさんは答えた。

それで、お母さんに出てきてもらい、Sさんを膝の上に抱っこしてもらった。

「お母さんに何か言いたいことがありますか?」と聞くと、
Sさんはしばらく黙っていたが、
やがて口を開くと、涙をポロポロこぼしながらこう言った。

「いつも・・・こうやって・・・ううっ、、・・・亡くなってからも・・・・、
そばにいて・・・育ててきてくれていたことが・・・わかりました」

ママは、お母さんに頼んだ。
「小さいSさんを抱きしめて、あなたの光で沢山包んであげて下さい。
Sさんが十分と感じられるまで包んであげて・・・・」

(間)

どのくらい時間が経ったのだろう。
1,2分だったのか、
あるいは5分くらいだったのだろうか。

Sさんが突然、「あっ!」と言った。

「(小さいSさんが)今の私の年齢まで成長しました!」

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