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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

魂の再会(17)

スーちゃんは、この酒場にはよく来るのだと言った。

ママ:酒場の中をぐるっと見回して下さい。(今生の)あなた
    の知っている人がいますか?

スーちゃん:・・・・・・ああ、(今生の)職場で見かけたことの
   ある人が います。

次の場面へ進むと、彼は30歳代になっていた。

スーちゃん:結婚したみたいです。奥さんと子供がいます。
  子供は4~5歳くらいの男の子です。
  とても仲のいい家族です。

声の調子からも、幸せな感じが伝わってくる。

ママは、その二人は今生で知っている人かと聞いてみた
けど、スーちゃんは知らない人だと言った。

ママ:あなたはどんな仕事をしているの?

スーちゃん:港で荷物を運ぶ仕事です。

この過去世が今のスーちゃんにどんな関わりがあるのだろ
うかと思いながら、ママは「重要な場面へ」と誘導した。

その途端。

スーちゃんが「わ~っ」と泣き始めた。

ママは状況がつかめず、しばし待つのみ。

スーちゃんが泣きじゃくりながら、奥さんと子供が突然
死んでしまったと言った。
事故のようだった。

スーちゃん:とても愛していたのに、何もできなかった。
    自分が代わりに事故にあえば良かった。
    神様なんて、いないんだ!
    やっと、やっと家族ができたのに・・・!
    小っちゃい頃からずっとひとりぼっちで、やっと家族が
    できたのに!

胸が張り裂けんばかりの悲しみが、潜在意識を通じてママ
にも入ってきた。

ママは涙をこらえながら、
「どうして小っちゃいときからひとりぼっちだったの?」と
聞いてみた。

スーちゃん:最初の・・・どこかの跡地の風景に戻ってしま
  う・・・・。

(ああ、そうか。あれは、おそらく、両親や家族を失って
一人ぼっちになった彼が、悲嘆にくれて佇んでいたんだ。
それが戦争なのか、襲撃にあったのか、理由はわからな
いけれど)

ひとりぼっちになった理由は重要ではないので、詳細は出
てこなかったのかもしれない。

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