
ママ:ねえ、エフちゃん、たとえ、「使命」とか「任務」とかを
担っていたとしても、今生、自分がそれをしたくなけ
れば、それでもいいみたいよ。
私:そうなの?
ママ:うん。 人間の自由意志は尊重されるんだって。
でも、ママの場合は、ヒプノの世界を知れば知るほど、面
白くって、楽しくて、ワクワクする気持ちを止められないので、
魂が心底望んでいるのだと思う、って言った。
以前に見た、古代ギリシャの過去世。
ヒーラーの家系に生まれながら、その道を拒み、「普通の
女の子」の暮らしがしたくて、家を飛びだした。
そして、やはり、自分の生きる世界は違うと気づいたときに
は、もうヒーラーの力はなくなっていた。
「使命」を放棄したとき、大いなる存在にその力を取り上げ
られてしまったのだ。
自分の手を見つめて茫然としている姿が脳裏に焼き付いて
いる。
人を癒すことが出来た手。
神が授けてくれた手。
もはや、何の力もない、ただの普通の手になっていた。
深い後悔で泣き崩れるママ。
悲しみと絶望感に打ちひしがれて、町をさまよい、最後は
行き倒れのように死んでしまった。
過去世を再体験したときから、ママには、もう二度とあんな
想いをしたくないという気持ちが強く残っている。
今回は、絶対にやり遂げたい!って。
そして、「神様のお使いができるといいな」って。
私:神様のお使い?
ママ:そう。神様が何かをしたいときに、(肉体がないから)
自分ではできないでしょう?
そんなときに、上から見下ろして、「この人に頼もう」
って、「お使い」をやらせてみるの。
最初は隣のパン屋さんに行って、パンを買って来て、
かもしれない。
そのうち、「うん、大丈夫そうだから、少し遠くのお店
まで行ってもらおうかな」、って。
さらに、電車に乗って、隣町までのお使いを頼んでも
大丈夫そうだな、って。
そんな風に、だんだん遠くまで、だんだん複雑な「お
使い」もできるようになったら、嬉しいなあって、思う
んだ。
そのために必要なのは・・・、きっと、「謙虚な気持ち」
なんだと思う。
ママがそういう風に言う理由が何となくわかる気がした。
4年前、ママがヒプノの教室に通い始めた頃、毎日曜日、
「楽しい、楽しい」と夢見心地になっていたんだけど、2か月
ぐらい過ぎたある日、しょんぼりして帰ってきたことがある。
「あそこ(ヒプノの教室)は、やっぱり、ママのような(普通の)
人が行くところじゃないみたい・・・・」って。
私:どうしたの?
ママ:だってさ、みんな、普通の人じゃないんだもん。
担っていたとしても、今生、自分がそれをしたくなけ
れば、それでもいいみたいよ。
私:そうなの?
ママ:うん。 人間の自由意志は尊重されるんだって。
でも、ママの場合は、ヒプノの世界を知れば知るほど、面
白くって、楽しくて、ワクワクする気持ちを止められないので、
魂が心底望んでいるのだと思う、って言った。
以前に見た、古代ギリシャの過去世。
ヒーラーの家系に生まれながら、その道を拒み、「普通の
女の子」の暮らしがしたくて、家を飛びだした。
そして、やはり、自分の生きる世界は違うと気づいたときに
は、もうヒーラーの力はなくなっていた。
「使命」を放棄したとき、大いなる存在にその力を取り上げ
られてしまったのだ。
自分の手を見つめて茫然としている姿が脳裏に焼き付いて
いる。
人を癒すことが出来た手。
神が授けてくれた手。
もはや、何の力もない、ただの普通の手になっていた。
深い後悔で泣き崩れるママ。
悲しみと絶望感に打ちひしがれて、町をさまよい、最後は
行き倒れのように死んでしまった。
過去世を再体験したときから、ママには、もう二度とあんな
想いをしたくないという気持ちが強く残っている。
今回は、絶対にやり遂げたい!って。
そして、「神様のお使いができるといいな」って。
私:神様のお使い?
ママ:そう。神様が何かをしたいときに、(肉体がないから)
自分ではできないでしょう?
そんなときに、上から見下ろして、「この人に頼もう」
って、「お使い」をやらせてみるの。
最初は隣のパン屋さんに行って、パンを買って来て、
かもしれない。
そのうち、「うん、大丈夫そうだから、少し遠くのお店
まで行ってもらおうかな」、って。
さらに、電車に乗って、隣町までのお使いを頼んでも
大丈夫そうだな、って。
そんな風に、だんだん遠くまで、だんだん複雑な「お
使い」もできるようになったら、嬉しいなあって、思う
んだ。
そのために必要なのは・・・、きっと、「謙虚な気持ち」
なんだと思う。
ママがそういう風に言う理由が何となくわかる気がした。
4年前、ママがヒプノの教室に通い始めた頃、毎日曜日、
「楽しい、楽しい」と夢見心地になっていたんだけど、2か月
ぐらい過ぎたある日、しょんぼりして帰ってきたことがある。
「あそこ(ヒプノの教室)は、やっぱり、ママのような(普通の)
人が行くところじゃないみたい・・・・」って。
私:どうしたの?
ママ:だってさ、みんな、普通の人じゃないんだもん。

