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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

神様のお使い(18)

ハイヤーセルフは続けてこう言った。

ハイヤーセルフ:ひとつひとつをよく見てみなさい。
   ひとつひとつ、無駄なものはない。
   自分に何が求められているのか、何が必要なのか、
   ていねいに見ていきなさい。
   (あなたの)目を開きなさい。
   ただ嘆くだけでは、(大切なものを)見逃していく。

美帆:私が、自分のヒーリングの力を信じられないのは、
   何故ですか?

過去世で悲しい想いをしたことがあるから、とハイヤーセル
フは答えた。

ああ、やっぱり、とママは思った。

ママ:今、その感情を解放したいですか?

美帆:少しだけ見に行ってみます。

ママはその過去世へと誘導する。

美帆:白い部屋の中に女性がいます。大人です。
   髪が長くて、白い服、丈の長いワンピースのようなも
   のを着ています。

ママ:そこで何をしているの?

美帆:仕事をしています。
   困ってる人が来るのを待ってます。

ママ:困ってる人が来たら、どうするの?

美帆:病気を治します。

実際に治している場面を見に行く。

美帆:患部に手を当てています。

ママ:いつからその仕事をしているの?

美帆:小さいときから。

そして、「この仕事はとても好きだし、楽しい」と言った。

ママは、治しているときに、どんなことが起きているのかを
客観的に見て下さい、と言った。

美帆:患部に手を当てると、上から光が降りてきて、手から
   流れています。手が光を集めている感じ。
   私は、その患者がよくなりますように、って祈ってる
   みたい。

そして、少し涙声でこう付け加えた。

美帆:すごくピュアな気持ちでやってます・・・。
   馬鹿なくらい・・・・・ピュアな気持ち・・・。
   あまりにも無防備・・・。

ママは、そのとき降ってきた質問をしてみた。

ママ:もし治らなかったらどうしよう、って考えたことはある?

美帆:(即座に)いいえ!
   (明るい口調で)治してるのは私ではないし、
   治せないのも私ではないから。
   すべては神様が決めること。

ママが、
「生まれ変わったら、またこの仕事をしたいですか?」と
聞くと、美帆さんは、ためらいがちに、「こわい・・・」と呟いた。

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