聖なる樹のヒプノセラピー物語      

神様のお使い(20)

美帆さんは、過去世の彼女のことを、
「少し頭が弱いんじゃないかと思うぐらい、何も考えない。
でも、その分、無駄がない。
そのせいで、殺されたけど・・・・。
あのピュアさが羨ましい・・・」と言った。

中間世で、彼女に会いに行ってみた。
あんな形で処刑されたことを、どう思っているのだろう。

美帆:彼女は、とってもピュアだったから、傷ついてる。
   自分のやり方がいけなかったのかな、
   じゃあ、どうすれば良かったのかな、って・・・、
   考えてる・・・。

ママ:生まれ変わりの美帆さんから、彼女に言ってあげたい
  ことはありますか? 彼女はいけなかったの?
  あなたの気持ちを言ってあげて?

美帆:いけなくなかった・・・。
   一生懸命生きて・・・。
   すごくピュアできれいだった・・。
   でも・・・・・。かわいそうだったね・・・・・。
   あの世界で、あなたみたいな人は生きていけない・・・。

ママは、少し考えて、こう言った。

ママ:沢山の人たちが彼女に救ってもらった。
   その人たちからの感謝と、ありがとうの気持ちを
   受け取って下さい。

美帆:彼女は、決して感謝されたかったんじゃない。
   ただ普通に、あたりまえのことをしてただけ。
   だからありがとうって言ってほしかったわけじゃない。
   ただ、どうして「黒い想い」があるのかが理解できな
   かった。
   だから、こわかった・・・・。
   なんで、あそこでは「黒い想い」が渦巻いてる?
   こわい、って。

彼女の魂はとても傷ついている。
今、ここで何をしてあげられるんだろう?ってママは考えた。

そうだ。
「黒い想い」を持っていた人たちも、今はもう魂だけの存在に
なって、「光」の中に帰っているはず。
自分たちが彼女にやったことを、今この視点から見てどう
思うのか、聞いてみるのはどうかな・・・。

でも彼女は、怖くて、彼らと会うのを拒んだ。
それほどに、彼女の魂の傷は深かった。

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