聖なる樹のヒプノセラピー物語      

神様のお使い(30)

ママ:病気になるのには、理由があるみたいなの。
   それを人生のテーマにしてきている人もいる。
   病気を通して、「学び」を得ることを目的としている場合
   もある。

もちろん、悩みや執着心が体の不調を引き起こしている場
合もあれば、過去世からの影響もある。

ママ:大事なのは、その原因を知ることかな、って。

美帆さんがガンを治したと言う話を聞いてから、2か月後
だっただろうか。

ある朝、ママは目覚める直前にメッセージを受け取った。

「今までと同じことをやっていてはだめ」
みたいな。

はっと目が覚めて、今のは何だったのだろう、って思った。

ママ:その瞬間に、あ、そうか、ってわかった。

ママは、昔テレビで見た、「高塚光」さんというヒーラーのこ
とを思い出していた。

高塚さんは、普通のサラリーマンだった。
ある時、母親が心臓発作で倒れて危篤となり、病院へ駆け
つけた彼は、お別れのつもりで、母親の首元に手を置いた。
すると、その途端に母親の意識が戻り、何事もなかったか
のように元気になった。

その噂が広まり、テレビや雑誌などでも取り上げられ、
「超能力サラリーマン」として、一躍時の人となった。

手をかざすと病気が治る、しかも彼は無料で行っていたの
で、当時勤務していた広告代理店には治してもらいたい
人が殺到した。

ママがテレビでその姿を見たのは20年以上前だという。

ママ:テレビの特番で、病気を治してもらいたい人が全国
   から押し寄せていた。会場には長い列が出来ていて、
   順番にステージに上がって行くの。高塚さんはひたす
   ら手をかざし続けていた。

ママが朝のまどろみの中でメッセージを受け取ったとき、
真っ先に浮かんだのが、その光景だった。

そして、こう思った。
そうだ、ヒーラーといわれる人たちが、へとへとになりながら
ただただ病気を治し続けるだけでは駄目だ、って。

何故、自分が病気になったのか、どういう意味があるのか、
それを考えることなく、知ることもなく、単に症状さえなくな
ればOKでは、駄目。
それは、「今までのやり方」。

これからは、ちゃんと自分の病気の意味を知って、その上
で向き合うことが大切なんじゃないかな、って。

ママ:そうじゃないと、一時的に治ったとしても、また再発す
  る可能性だってあるでしょう? たとえば、首の椎間板
  ヘルニアが治った人にしても、息子さんのことで悩み続
  けていたら、それが引き金になって、また痛みが出てく
  るかもしれないし。

それに、過去世からの影響で病気を引き起こしていること
もある。あちこちの病院へ行ったし、検査もいっぱい受けた
けど、どうしても原因が分からないようなときに、ヒプノを受け
てみると、意外と過去世の影響だったりする。

ママ:でも、じゃあ、ヒプノを受けさえすれば病気が治るの?
   って思われても困るんだけど。
   治る人もいるし、治らない人もいるだろうし。
   ただ、仮に治らなかったとしても、なぜ自分が病気に
   なったのか、何のためだったのか、それを知ることで
   病気と向き合えるようになって、その後の人生が変わ
   るといいなと思うの。

難病と闘う小学生の子供が、自分の病気のことを、「これは
神様からの宿題」と言っていたのを目にしたことがある。

それから、山元加津子さんのHP「たんぽぽの仲間たち」に
出てくる雪絵ちゃんという女の子の話。
(山元加津子さんは、石川県で養護学校の教諭をしている)

雪絵ちゃんは、多発性硬化症という病気(だんだん目が
見えなくなったり、手足が動かなくなったりしていく)を持って
いたのに、口癖のように、「この病気であることを後悔しない」
と言っていたのだそう。
理由を聞くと、「この病気になったからこそ、気がつけたこ
とがいっぱいあるから。もしこの病気でなかったら、その
素敵なことに気がつけなかったと思う。私は気がついている
自分が好きだから、この病気で良かった」と。

そして、ママが驚いたのは、雪絵ちゃんが書いたエッセイ
だった。

「 誕生日

私今日生まれたの。
一分一秒のくるいもなく、今日誕生しました。
少しでもずれていたら、今頃 健康だったかもしれない。
今の人生をおくるには、一分一秒のくるいもなく生まれ
てこなければいけなかったの。
けっこうこれってむずかしいだよ。
12月の28日、私の大好きで大切で幸せな日、
今日生まれてきて大成功。Snowに生まれてきて、
これまた大成功。」

(たんぽぽの仲間たち~「雪絵ちゃんの願い」より抜粋)

ママ:病気を選んで生まれてきてたんだね。そして、それを
   自分で知ってたって、すごい。

雪絵ちゃんはもう亡くなったけど、その時も、「今日亡くなろ
う」と決めた日に、光に帰ったらしい。

病気も含めて、すべてのことには意味があって、だからこそ
「気づく」ことがとても大事なんだと思う、ってママは言った。

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