聖なる樹のヒプノセラピー物語      

神様のお使い(32)

もうひとつの疑問はまさにそこである。

ママ:せっかく記憶を消して生まれてきているのに、なぜ、
   わざわざヒプノをやって思い出す必要があるの?って。

ママが最初にそのことを疑問に思ったとき、高次の存在は
こんな風に教えてくれた

「それはね、記憶を呼び戻す必要がある人と、必要じゃな
い人がいて、記憶を必要とする人はね、必ず記憶を必要と
する時がくるんです。
だから、記憶に囚われないで生活する人もいれば、記憶を
呼び戻して、またひとつ私たちに近づく人もいるということで
す」

ママ:記憶を呼び戻して、高次の存在に近づく、っていうの
  が、キーワードなんだと思う。
  結局、人間の本質を思い出すってことは、魂のレベル、
  つまり人間は光の存在だってことに気づく、ってことだ 
  よね?

そして、ヒプノは人間の本質を思い出すためのツールのひ
とつなのである。

輪廻転生を繰り返してすべての経験が終わった時、人間は
もう肉体を持つ存在として生まれ変わることはない。
もはや学ぶべきことがないからである。

ママ:ただ、人々を助けるために、敢えて肉体を持って戻っ
   てくることもあるんだって。マザー・テレサとかは、そう
   いう人なのかもしれない。

ママはこの輪廻転生を、「すごろくゲーム」のようなイメージ
で捉えていると言った。

ママ:みんなスタートするでしょ?すごろくを振る回数分の
   人生があるとするじゃない?ある時は(6の目)でぐん
   ぐん進み、あるときは(1の目で)少ししか進まないか
   もしれない。ここでいう「進む」っていうのは、「学ぶ」と
   か、「気づく」ことなんだけど。

   ある時は1回休みで、のんびりまったりした人生かも
   しれないし、またある時は自分の決めてきたシナリオ
   通りに行かなくて後戻り、ってこともあるよね?

私: シナリオ通りにいかないときもある?

ママ:今までのセッションの例からいくと、「許す」ことを学ぶ
   っていうのをテーマにしてたのに、許すどころか、許せ
   ないことをしてくれる相手(もちろん青写真で決めてい
   る)に逆上して、結局、学ぶことはできなかった、みた
   いなね。
   で、中間世に戻った時に、しまった!って。
   そしてまた、シチュエーションを変えて、「許す」という
   ことをテーマに生まれ変わってきたりするの。

   ゲームの進度は人それぞれでしょ?
   生まれ変わる回数も人それぞれだよね?
   だけど、どんな人も最後は「あがり」になる。

私:ああ、そっか。だから、ママは、人間は生まれた時から
  霊格が違う、って言ってたんだ。

ママ:うん。肉体は皆一様に「赤ちゃん」から始まるから、
  スタートラインが同じように思えるかもしれないけど、
  生まれた時から霊格の高さっていうのは、人それぞれ
  だよね。
  子供なのに、「この子って、すごい大人ね」って思える
  人もいれば、いい大人なのに、「なんて子供っぽいんだ
  ろう」っていう人もいるのは、そういう訳なんじゃないか
  なと。

人間の本質は光であり、そもそもあらゆる叡智を備えてい
て、本当は、すべての答えは自身の中にあるのだということ。
そういったことを、こんな風に、何度も生まれ変わりながら、
様々なことを経験し、学び、気づきながら思い出していくの
だということ。

そのしくみを知ることで、今直面している人間関係とか、仕
事とか、病気とか、恋愛とかを魂の視点から眺められるよう
になると、考え方が変わり、ひいては人生が変わっていくん
じゃないかな、ってママは思っている。

きっと、もっと楽に生きられるようになる、って。

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