聖なる樹のヒプノセラピー物語      

魂の交信(19)

ママ:教室のスケジュールからいうと、「次」は、サブパーソ
  ナリティとか、ハイヤーセルフとか、そういうのを教える
  予定だったの。
  だけど、ふたりが初めて会ったとき、「次は過去世をやろ
  うね」って言ったの。
  なぜか、過去世をやらなくちゃ、って思ったんだよね。

私:出た~!!
  「なぜかわからないけど」っていうときは、必然なんでし
  ょう?

ママ:(笑) 潜在意識からメッセージが来たときの特徴だ
  よね。「何故かそう思った」とか、「なんとなく」とか、「ピ
  ンときた」とかね。

そういうわけで、過去世の勉強をした。

説明の後、マチ子さんとひとみさんで練習をした。
リラクゼーションをやって、過去世を見て、中間世に行く。
中間世のときは肉体を離れて魂だけの存在になっている
ので、全知全能、何でもわかる。
(瞑想の世界と同じ)

ひとみさんがセラピスト役の番のとき、中間世の場面で、マ
チ子さんに突然質問をした。
私と(マチ子さんと)は、どこで縁があったんですか?って。

すると。

マチ子:ヨーロッパ・・・・。イギリスで一緒だった。
  私たちは姉妹だった。あなたは妹・・・・。

ひとみさんがびっくりした顔でママの方を見た。

マチ子:小さなお城に住んでいた。
   あなたは若くしてお嫁にいって・・・。10代ぐらい。
  父親が決めた政略結婚だった。

マチ子さんは視覚派なので、ビジョンがとてもよく視える。
金髪の髪をこんな風に結って、こんなドレスを着ていて、
と詳細に語ってくれた。

マチ子:お嫁に行く日、(ひとみさんは)、両手でドレスの左
  右を軽く摘まんで、膝を屈めて挨拶をしてる・・・。

マチ子さんの目にうっすらと涙が浮かんだ。
顕在意識ではママたちと会話をしているけど、潜在意識は
その時代に戻っているので、妹と別れる寂しさを魂が再体
験している。

今回、どうして一緒にヒプノを習うことになったの?
ってママが聞いた。

マチ子:若いときに離れ離れになってしまって、あまり
  一緒に過ごす時間がなかったから、生まれ変わったら
  一緒に学びたいね、って話してた。

このとき、ママには「一緒に学ぶ」の意味がわからなかった。
「一緒に習い事をする」っていう意味かな?それが、たまた
まヒプノだったのかな?ぐらいに思っていた。

ママ:今になって考えれば、意味もなくスピリチュアルなこ
  とを勉強するわけがないんだけど、そのときはそんなこ
  と、思いつかなかったの。 (笑)

そうなのだ。
生きていくうえで、必ずしもスピリチュアルな知識が必要と
いうわけではない。
今回の人生ではそういう世界に全く関わらない人だって
たくさんいる。

ママだって、レイキやヒプノに関わり始めたころ、ネット検索
をして驚いた。
出てくる、出てくる・・・・。
本屋に行っても、スピリチュアルな本がずらりと並んでいる。
ちょっと目を向ければ、自分の周りにこんなにも情報がひし
めいていたのに、微塵も気付かずに暮らしていたなんて・・。

ママ:目には留まっていたけど、興味がなかった、っていう
  のならわかる。でも、目にすら留まらないって、不思議
  だよね?

自分の人生に、スピリチュアルな世界の情報が入る隙間
なんてこれぽっちもなかったのだ。
必要のないときには、そんな風になっているのかもしれない。

そして、出会うべきタイミングが(予定通り)訪れて、その
世界に一歩足を踏み入れると、
そこには、たくさんの人たち、
たくさんの書籍や雑誌、
たくさんのネットの情報やブログ、
たくさんのセミナーや講演会、
そういったものが溢れていて、こんな世界があったのかと
驚嘆し、魅了されてしまう。

ママ:そりゃあそうだよね。(笑)
  いままで「顕在意識の世界」だけで生きて来て、それが
 「人生というもの」だったのに、突然、目の前に見たことも
 聞いたこともない「潜在意識の世界」が出現するんだから。

それに、その世界は「偶然」現れるわけではない。
自分の生まれる前に決めてきたシナリオ通りのタイミング
で、シナリオ通りの方法で現れる。

だから、マチ子さんとひとみさんが理由もなく、たまたま
ヒプノを勉強することなどあり得なかった。



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