聖なる樹のヒプノセラピー物語      

魂の交信(32)

私:みなちゃんも巫女さんだったんだ?

ママ:うん。みなちゃんはそのことをひとみさんから聞かされ
   て、とても喜んでいたんだって。

つい最近もふたりで一緒に伊勢神宮に行ったばかりで、みな
ちゃんは「(その過去世が)伊勢神宮の巫女さんだったらい
いなあ」と言っていたのだとか。

私:だから、みなちゃんを初めてみたとき、ママは「巫女さん
  だ」って思ったのかな?

ママ:それはね、なんていうか、うまく言えないんだけど、
  部屋に入って来たとき、みなちゃんと巫女さんが重なって
  見えたというか・・・。
みなちゃんの体を借りて、巫女さんがやってきたような感じ
  というか・・・。
  みなちゃんの中の「巫女さん」の魂が、自分の過去世を
  見たくて来たんだなあ、って思った。

でも、一応、幼児期退行の練習台ということで来てもらった
ので、ひとみさんに「何のセッションにする?」って聞いてみた。

ひとみさんが「幼児期」と答えたので、ママは何も言わなかった。

ところが、セッションを開始すると、みなちゃんは何も見えな
い。「紫色を感じる」というだけで、場面が全く展開しない。

ひとみさんは一抹の不安を感じたようだった。
もしかしたら、みなちゃんはヒプノで見えにくい人なのかも、
って。

そして、救いを求めるような顔でママの方を見たので、ママは、
「そのまま、過去世へ誘導してみて?」と言った。

ひとみさんは意外そうな顔をした。
普通、幼児期退行で見えない人は、過去世なんてなおさら
見えないことが多いので。

ところが、過去世誘導に切り替えると、みなちゃんはすんなり
と、過去世へ入って行った。
それどころか、視覚でばっちり見えるタイプだった。

私:へぇ~? じゃあ、なんで幼児期は見えなかったんだろう?

ママ:(笑)最初から幼児期を見るつもりはなかったからじゃ
  ない? 巫女のときの過去世を見るのが目的だったから。

私:ってことは、練習台として来ることも決まっていた?

ママ:もちろん。
   ほら、ヒプノを教室で教える時も、順番を早めて過去世
   退行を先に
教えたでしょう?

私;そして、ひとみさんが巫女時代の過去世を見て、それを
  みなちゃんに話して、みなちゃんは自分もそれを見たいと
  思っていた矢先に、ママが「幼児期の練習台」の話を持ち
  出した?

ママ:うん。しかも、みなちゃんが来る予定の日の朝に、
  教室の準備をしながら、突然、「みなちゃんもアロマ講習
  に来ればいいのに」って思ったんだよね。何故かわから
  ないけど。

マチ子さんとひとみさんがアロマを勉強したいと言ったので、
ママが基礎の基礎ぐらいなら教えられるよ、ということで
日にちを設定していたのだった。

そして、まだみなちゃんに会ったこともないのに、そのアロマ
講習に来たらいいんじゃないかな、って思ったのだという。

もちろん、その意味は、あとでセッションをやってわかるんだ
けど。

みなちゃんは、まるで待ち望んでいたかのように、瞬時に
巫女時代の過去世へと入って行った。

日本の中国地方にある神社。
その神社は伊勢神宮と繋がりがあるのだという。

みな:白い袴に、長い黒髪。
   私は21歳か22歳ぐらいです。
   神社の境内を掃除しています。
   5、6歳ぐらいからずっとここで暮らしています。

ひとみさんが「何故ですか?」と聞くと、「選ばれたから」という
答えが返ってきた。

5年後の場面へ進むと、
みな:困っている人たちを助けています。悩みを聞いて助言
   しています。

ママが口を挟んで聞いた。
「それは、あなたが自分で考えて助言しているんですか?
それとも、他の存在の人がやっているの?」

みな:私ではないです。神様みたいな、上の方の人が、私を
  通して相手に伝えています。

(ああ、やっぱり・・・)って、ママは思った。
こういう仕事って、たいてい人間の役目は「媒体」なんだ。

このあと、みなちゃんの巫女人生は波乱万丈だった。


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