聖なる樹のヒプノセラピー物語      

魂の交信(46)

マチ子: 子供を「高い高い」しています。
  平和な毎日をつまらないと思っていたけど、今はそんな
  日々を幸せに感じる。

マチ子さんは子供の成長が動画のように見えているらしい。

マチ子: 子供が少し歩けるようになりました。

マチ子: ああ、子供と剣の練習をしている。
  父親として、我が子に武術を教えられるのがとても嬉しい。

さらに先へ進むと、

マチ子: 子供が結婚して孫を見せに来ている。
  ああ・・・、家族っていいなあ。

そして、その人生の最後には、家族に看取られて光へと
帰って行った。

中間世で、マチ子さんはこう言った。

マチ子: あの子供が、今生告白した「彼」でした。
  私は平和な日々が続くことを退屈だと思って、家族をない
  がしろにしていたけど、そんな平和な日々こそが大事なん
  だと分かりました。

ママは疑問に思っていたことをハイヤーセルフに聞いた。

「マチ子さんは彼に告白して、(修道士の時の無念な想いは
晴らしたはずなのに)、なぜ、しこりが残ったんですか?」

ハイヤーセルフ: (今見た過去世の)子供(の時の彼が)訴えて
  いたのだ。親子だった時の絆を確かめて欲しかったのだ。

(そうったんだ!)

ママはその子供の魂を呼んで、今の気持ちを聞いてみた。

子供: 父親に会えてうれしかった。
  あの頃、父親は家族には目もくれなかった。
  僕は親子だった時の、自分の存在を認めて欲しかった。
  僕たちに目を向けて欲しかった。

ママ: 書き換えた人生を見て、どうですか?

子供: 嬉しかったけど、彼女を傷つけた・・・。
  今生では、(婚約者の女性と結婚を)約束してきてたから、
  許してね。

私: ん? どういうこと?

ママ: その時の子供は、父親だったマチ子さんに今生で
  どうしても思いを伝えたかったの。
  それで、自分に告白させるように、マチ子さんの気を引く
  ような素振りをみせたりしたんだよね。
  今生では、当時の母親と夫婦になることを約束してきて
  いたから、マチ子さんとは結婚できなかったにも関わらず。

私: ああ、そっか。 だから、マチ子さんのこと、傷つけたって
  申し訳なく思ってるんだね?

ママがマチ子さんに「それを聞いてどう?」って聞くと、
彼女は「大丈夫」って答えた。
すべての謎が解けて晴れ晴れとしているようだった。

それで、ママはその子供の罪悪感も解放してあげようと思った。

「だって、せっかく今生で父親への思いを解放できたのに、
今度は”罪悪感”を背負ったら可哀そうだものね」

ママは、(思いつきで)その罪悪感を風船に詰めて、光の
世界へと飛ばした。

私: じゃあ、二つの過去をクリアして、ようやくマチ子さんは
  その人との間に持ち越してきた感情を解放できたんだね。
  良かったね。

ママ: うん。

後日、ママはマチ子さんからすごいことを聞いた。

マチ子: あのセッションから3日後にね、電車に乗っていたら、
  急に目の前に、彼の婚約者の顔がふっと浮かんだの。
  そして、私に「ありがとう」ってお礼を言ったの。

実は、セッションをやって、彼の古い感情を解き放してもらえ
るように仕向けたのは、彼女なのだという。
彼の魂を癒して欲しかったのだと。

「そういえば、その頃、バスの中で小さい男の子を見ると、
彼の顔と重なって見えたことが2回位あって、なんでだろうと
思ってたの」
と、マチ子さんが言った。

マチ子さんの魂にも、あの時代の残像が残っていたのだろう。

「それにしても」と、ママはため息をついた。

「この三次元では、マチ子さんは(婚約者の)彼女と気まずく
なったと思っていたのに、魂の次元においては、考えられな
いような物語が展開してるんだねぇ」

そして、あの言葉が続く。

「これだから、ヒプノは面白くてやめられない!」 (笑)

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