聖なる樹のヒプノセラピー物語      

魂の解放(34)

Tさん: 先日(15日)も、今日もなんですけど、
  講座の申込みをして、ワクワクしてるのに、いざマサコさん
  に会うとなると、こわくて。


ママ: こわい?

Tさん: そして、胸が痛くなるんです。

Tさんは、「ここ」と言って、左胸の上部を指した。

ママ: 今も?

Tさん: 今も痛いです。

ママは、Tさんの胸を見て、(あっ!)と思った。

短刀が刺さっているのが見えた。
何か、過去世があるのだろう。

リーディングをしてみる。

古いヨーロッパの街が出てきた。

Tさんがいる。 20代前半だろうか。

Tさんは、いろんなものが視えたり、わかったりする力が
あるようだった。

それを仕事にしているわけではない。

街の人が何かを聞きに来たときは、教えてあげる程度。

「預言」をしている感じ。

あるとき、誰かが何かを聞きに来て、いつものように、何気なく
答えたが、その内容は国政に関わることだった。

それが噂で広まり、役人の耳に入って、Tさんの所へ憲兵が
やってきた。

「こいつか!変なことを言っているのは!」

憲兵はそう言ってTさんを睨みつけると、いきなり短刀で、
胸を刺した。

太い眉に、ぎょろりとした大きな目。

(この憲兵が、私だったらどうしよう)

ママは不安をおぼえながら、憲兵の顔をよ~く見た。

自分ではないような気がする。

ほっとした。

この憲兵は、きっと、今生でTさんの身近に転生している
という気がした。

ママは、(私はどこにいるのかな?)って、集中してみた。

Tさんの隣に立っている。

仲良しの幼なじみらしい。

Tさんが短刀で刺された時、隣に立っていたママは
突然の出来事にショックを隠せなかった。

胸を押さえているTさんを急いで家に運び、手当をした。

Tさんは命を落とすことはなかったけれど、傷はなかなか
癒えず、ママは付きっきりで看病した。

ママ: でも、結局、その傷が原因で床に伏したままの生活を
  送ることになって、数か月後には亡くなっちゃったの。

ママはその過去世を解除した。

Tさんが、「あ!胸の痛みがす~ってなくなりました」って。

でも、1分もしないうちに、「あれ?」って・・・。

今度は、左胸の別の部分が痛むのだという。

(う~ん・・・、まだほかに過去世があるのかな)

ママはTさんを誘導して、自分で見にいってもらうことにした。

Tさんが目を閉じて、

しばらくすると、首を傾げながら、「酒場?」って言った。

そして、
「私が間違ってた・・・」って呟いた。

ママはその先のストーリーを聞きたかったんだけど、
そのとき、Tさんのお子さんが、「ママ!」ってやってきて、
セッションは中断した。

(きっと、今見るタイミングじゃないんだな)ってママは思った。

その日は、それで終わったんだけど、翌日、Tさんからきた
メールを見て、ママはあることに気がついた。



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