聖なる樹のヒプノセラピー物語      

魂の解放(74)

M美さんはしばらく考えてから、口を開いた。

「すべてを知らなくていい。
 死んだらわかることだから」

私: 死んだら分かる?

ママ: (笑) 私がいつもそう言ってるから。
 つまり、魂に戻る、ってこと。
 肉体を脱ぎ捨て、魂だけの存在に戻ったら、全てを理解
 できる。

 もともと魂は全知全能だから。

肉体をまとっているゆえに、いろんな制限を持ち、「全知全能」
であることも忘れているだけなのだ。

だから、M美さんは「すべてを知る必要はない」と言ったのだろう。

ママ: そしたらね、そのお坊さんがにっこりして頭を深々と
  下げたの。

そのようにして、その人生から持越してきた課題をクリア
したのだった。

ママは「へえっ! こんなことがあるんだ」って珍しがってた
けど、同じように、過去世の人が今生の自分の生まれ変わりの
人に答えを求める事例が続いた。

受講生 W子さんの場合。

ママ: 江戸時代ぐらいかなあ・・・。

 全国行脚をしている女性なの。真理を求めて。

 人生の殆どを行脚していて、最後は力尽きて、あるお寺の
 お堂の階段に倒れ込むの。

その過去世を書き換えようとしたら、面白いことが起きた。

ママ: 時間がくるくると巻き戻されて。

倒れていた女性が起き上がり、こちらを向いて正座している。

そして、「教えて下さい。なぜ、わざわざ肉体を持ってきたのに、
このように真理を求めるのですか?」と聞いてきた。

ママ: でね、答えるのは、今生に転生している本人でなく 
  てはならないの。

私: そうなんだ。 で、W子さんは何て答えたの?

ママ: 「わからない・・・」って。

それで、ママは、その過去世を中断した。

その日の講座が終わるまでにきっと答えが出るという
確信があったから。

そして。


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