聖なる樹のヒプノセラピー物語      

魂の解放(75)

講座終了後、「輪廻転生」の話題になり、「死」についても
話をした。

W子さんが最近、余命いくばくもないガン患者さんの話を
聞いて、意外だったと言った。

死ぬまでにやりたいことのひとつが、
自分のお気に入りの店のそばを食べることだったのだという。

ママ: こういうことをやっておきたかったなあ、とか、
 もっと壮大なことを言うのかと思ったんだって。

「でも、その患者さんの気持ち、少しわかる気がする」

ママもここのところ、よく「死」について考えるのだという。

人生の半分を過ぎて、「死」が身近なものになってきた。

ママ: ねえ、エフちゃん、何かの本で読んだんだけど、
  こっちの世界では生まれると「おめでとう!」って喜んで、
  亡くなると、「かわいそう」って泣くでしょう?
  
  あっちの世界は逆なんだって。

  こっちの世界にくるときには、「大変だけど、頑張ってね」
  って送り出し、死んで戻ってきたときには、「おかえり!」
  って、歓迎されるらしいよ。

私: ? ? ?

ママ: つまり、あちらの世界から見ると、こちらの世界は
 それほど大変なところらしいの。

ママは以前のヒプノのセッションが忘れられない。

友人のSさんの過去世。

日本の江戸時代。

彼女は3歳の子供を流行病で亡くしてしまう。

「かわいそう、わずか3歳で亡くなるなんて・・・・。
私が代わってあげたかった」
って彼女は泣いた。

ママ: あんまり悲しむから、その亡くなった子供の魂を
  呼び出したの。

  そしたら、その子が、母親の言葉を聞いて、
  「やだよ! そっちの世界は3年で十分だよ!」って。 (笑)

私: は?

ママ: 魂の世界は光に満ちて幸せなところなんだろうねえ。

  考えてみれば、食べる必要もないし、言葉も要らないし、
 苦しみも悲しみも、何もないんじゃない?

 ってことは、喜びや楽しいこともない、ってことだよね?

私: あ! そうか。

ママ: そのことを最近考えるの。

  「肉体」という着ぐるみを着て生きるのは不自由でもある
  し、つらいことや苦しいこともあるけど、でも、嬉しいことや
  楽しいこともある。

  死んじゃったら、
  快晴の空を見て、「ああ!いい天気!」って思うこともない
  し、虹を見て、「きれい!」って感動することもないし、

  おいしいお料理を食べて、「ああ!おいしい~っ」って
  味わうこともできないし、

  漫才を見て、おかしくて笑い転げることもないわけでしょ?

PageTop