聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第8章~レイキ(9)

「今までのママだったら、絶対に信じないもの!」


え~、なんだろう・・・・?


「あのね、”天使の羽”」


天使の羽?


「うん。雲が浮かんでてね、雲の端っこのところが天使の羽になってたの!」


・・・・・・・・・・・・。


「ほんとだよ! 目の錯覚かなと思って何度も見たんだけど、くっきり羽になってるの。
片方の羽がそのままの形でくっきり!」


ママは錯覚だと自分に言い聞かせたんだって。
「でも、アチューンメントであれだけいろんなものが見えたんだから、あれもきっと本当に天使の羽だったんだと思う」


多分、ママの言い分は正しい。


後になってわかるんだけど、天使や妖精のような目に見えない存在はいつも私たちのことを見守ってくれているらしいから。


あるとき、ママが友達と話をしていたら、その友達を見守っている妖精たちからメッセージがきたことがある。
「私たちの存在を教えてあげて。彼女に気づいて欲しくて合図を送るんだけど、信じてくれないから」って。


友達に聞くと、部屋の中で(風もないのに)風鈴が鳴ったり、さっきまでここにあったクリスタルが何故か他の場所にあったり、ということが 結構頻繁に起きるのだという。
でも、「天使でもいるのかしら?まさかね」「気のせいよ、きっと」で済ませていたのだとか。


ママには4、5人の小さな妖精たちの存在が感じられた。
妖精たちはこう言った。
「もっと私たちに一杯お願いごとをして! お願い、って言ってもらえないと、勝手には動けないの」


へえ? そうなんだ?


「うん。そう言ってたよ。だから一人で悩まないで、助けて、とか、お願いとか、力を貸して、とか 話しかけて欲しい、って。そうしたら、自分達は協力できるんだ、って」


人間に頼まれないと勝手には動けないルールなので、力を貸したくても何も出来なくてもどかしいと言っていた。


ママが空に見た天使の羽も、さりげなくママを見守っているよ、ということを知らせてくれていたのかもしれない。


そもそも、天使や妖精に限らず、人間は植物や石や空や海など森羅万象に宿る精霊達と共存しており、 太古の昔には普通に会話をしていたらしい。


ママはレイキをきっかけに、そのことも少しずつ思い出していくことになる。

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