聖なる樹のヒプノセラピー物語      

浄化隊(11)~ヨーロッパ

公園を抜けると、海に出る。

この日、ママの目的は、実はこの海だった。


この国に到着した日、R子さんが駅まで迎えに来てくれて、
タクシーで家へ向かった。

途中、R子さんが、車窓から見える風景をいろいろと説明
してくれた。


「ここは海なの」と指さされた場所は、夜の闇に溶け込んで
何も見えなかった。

ママ: ただの暗闇。(笑)

「私、この海が好きで、満月の時とか、写真を撮りに来たり
するんです」


ママは特に興味も持たなかったんだけど、そのあとにR子さんが
続けた言葉が妙に心に引っ掛かった。

「満月の時は、水面上に、月に向かって道がず~っと続いて
いて、”ああ、この上を歩いて、あの月の下まで行けたらいい
なあ”って思ったりするんです」

正確ではないけど、そんふうなことを言ったと思う。


きっと、過去世があるんだなってママは思った。

月夜の晩には、魂が、海で失った人のことを思い出すのだろう。

そして、月に照らしだされた海面を進んで行って、その人に
会えたらなあ・・・・って。

ママは、この海には過去世の解放をするために来ないといけない
だろうな、って思ったんだって。


そういうわけで3日目にやってきたんだけど、

この日は朝から風が強くて、おまけにママたちが海に近づけば
近づくほど、ますます強く吹き荒れるような感じ。


まるで、過去世の「あの日」のように。

そう、今日みたいに風のとても強い日に、船は嵐で転覆したの
だと思う。

船に乗っていたR子さんの恋人(男性)が亡くなった。

悲報を聞いて、この海岸に駆け付けたR子さん(当時はまだ
20歳ぐらいの女性)は、強風の中、沖を見つめて茫然として
いた。

二人は結婚の約束をしていたのだ。


彼女は恋人を失った悲しみから抜けきれず、ある月夜の晩に、
海岸にやってくると、静かに海に入って行った。

せめて海の底でもいい、あなたに会えるのなら・・・・

そんな思いで、月を見上げながら、月光が照らし出す水面の
道をたどって・・・・1歩、また1歩・・・・

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やがて、彼女の姿は水面から消えていった。


ママがこの過去世を解放すると、なんと、亡くなった男性が
現れて、「ありがとう」と言った。

R子さんはこの過去世を聞いても、胸に響くものはないらしく、
「なんでかなあ?」って不思議そうにしていた。


スカイプで講座をやっていたときも、R子さんの過去世を
かなりの回数、解放しているんだけど、

R子さんはすごく魂で感じる人だし、人一倍効果もあるし、
それだけに、何も感じないっていうのが、ママにも不思議だった。

ママ: もしかすると、この過去世は、R子さんよりも、その
  恋人が解放を望んでいたのかもしれないね~。

  彼は、自分の後を追って命を絶った彼女のことを、とても
  悲しんでいたから。

ああ、だから書き換えたときに、「ありがとう」って言ったのか
もしれない。

ちなみに、その恋人は、今生でR子さんの知人に転生している。


過去世の解放のあと、ママは日本から持参したクリスタルを
海に帰した。

生徒さんの一人が、「もうこれはお役目が終わってるから、
流れる水に帰してあげるといいかも」って教えてくれたのだ。

3年ぐらい前に浄化用に作ったブレスレットなんだけど、
あるとき、すごくヘビーな浄化をした際に、突然、
パ~ンッ!!と糸が切れて、バラバラッと床に散ってしまった
ことがある。

それを生徒さんに見てもらったら、5つの玉に傷があることが
判明。

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「水に帰す」と聞いたとき、もうじき北欧に行くから、そこの
海にしよう!と決めていたのだった。

強風に吹き飛ばされないよう、必死に足を踏ん張りながら、
何とか、海に向かってクリスタルを投げた。

「ありがとう」って言いながら。

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(手がかじかみそうなほど寒い中、この写真を撮ってくれた
 Tさん、ありがとう)


やるべきことが終わり、再び公園に戻り始めたママたち。

公園の入り口までくると、小さなかわいいピンクの花をつけた
木があった。

「わ~!この花、かわいい!」

足を止めて、見入っているうちに、
ママはまだ何かやり残したことがあるような感覚にとらわれた。

(そっか! 「海」の浄化が残ってた!)

土地や木々と同じように、海もまた、人間の歴史と共に生き、
悲しみや苦しみを吸っているのだった。

ママは海の方を振り返り、海全体に光を送った。

しばらくすると、なんと、今見ていたピンクの花が、海面一面に
浮かんでいるヴィジョンが見えた。

海も花も光を浴びてきらきらと輝き、その光景は、
どこまでもどこまでも続いているかのようだった。


そのあと、公園の中を歩いていると、例の記念碑の前に来た。

R子さんが、「どうします?そばに行って、浄化しますか?」と
聞いてきたんだけど、

ママは、「まあ、いいか」って通りすぎようとした。

ママ: そしたら、記念碑が、
 
 「あ~! スルーするんだあ!」って。(笑)

ちょっと期待されてたのかな?

ママは笑いながら、公園全体に光を送った。


Tさんはこの国に来てから、能力全開。

歩きながら木々に話しかけ、対話をし、3人でその異空間を
楽しんだ。


途中、真っ白な幹の木が目につく。

「この木、しろい~! きれい~!」

ママが幹に片手を押し当てると、
「今日はありがとう。ご褒美を用意しているよ」という声が
聞こえてきた。

ご褒美! 何だろう? (ワクワク)


太陽の日差しがとても気持ちよかったので、
太陽に向かって目を閉じて、レイキの光を感じてみたりして
遊んでいたら、突然、

真っ赤な丸(太陽の残像だと思われる)の中に、
「」みたいなのが見えた。

(は? なに、これ?)

首を傾げながら、公園の出口方面へ進んでいくと、
「馬にまたがった騎士」の像があった!

ママ: え~っ !もしかして、さっきのこれ? (爆笑)

R子さんが、「あれ~? これ、初めて見た。最近、作られた
  のかなあ?」って。


その馬が、
「なんでこんなに前足を広げさせられてるの?」って聞いてきた
ので、可笑しくて、可笑しくて、

ママは、「ほんとだね~」って言いながら、光を送って癒して
あげた。(笑)


ママ: 普通は、格好よく駆けてる姿の像が多いのに、

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なぜか この馬は前足を左右に大きく開いていたの。

(こんなイメージ)

CIMG0455.jpg 

写真撮ったのに、写ってなかった~。残念。
お馬さんが写らないようにしちゃったかな? (笑)

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