
ともあれ、ママとお兄ちゃんはその日から毎日植物にレイキをするようになった。
それと共に会話の回数も増えていくようになった。
そして、それは家の植物に限らなかった。
ママがワンちゃんと散歩の折に、住宅地で目に付く花や木に 「きれいな色だね」「可愛いね」と話しかけると、「ありがとう」と 聞こえてくる時もある。
「そういえば・・・・・」。
まだ、ヒプノやレイキを勉強する前のこと。
木村藤子先生の所に行く前後あたりから、ママはスピリチュアルに関する本を読み漁った時期があった。
まるで何かに憑かれたかのように、次から次へと寝る間も惜しんで読んでいた。
それはあたかもママがというよりも、ママの魂が求めているかのようだった。
そして、それが1年位続いたある日、突然ママは言った。
「もういい」
「みんな同じことを書いてる。真理はひとつだ」
以後数ヶ月間は、その手の本を読むのは辟易すると言っていた。
不思議なことに、本を手離した頃から、今度は街の緑が目につき始めた
通勤で毎日通る道。
多くの家の前にはプランターや植木鉢に色とりどりの花が咲いている。
今までは「花がある」というだけで、目を奪われるほどではなかった。
日常の中のごくありふれた風景としてしか捉えていなかったので、 「きれいだなあ」とか「美しいなあ」なんて一々目に留めることはなかったのだ。
もし、街中に緑が一切なかったとしたら・・・・・・。
ママは目をつぶってイメージしてみた。
建物と、アスファルトの道路だけ。
なんと殺伐とした風景だろう。
目を開けてみる。
道路の脇には街路樹。
家々の庭には木々。四季折々の花を咲かせている。
玄関や窓辺や、わずかなスペースにも、その家の住人が手をかけて飾っている花々が・・・。
なんて癒されているんだろう。
緑があるってありがたいことだなあ、ってママは思ったんだって。
「それまでは、”意識する”ってことがなかったんだよね」
その日からママは自然と植物に意識が向くようになり、、いつも話しかけるようになったんだって。
それと共に会話の回数も増えていくようになった。
そして、それは家の植物に限らなかった。
ママがワンちゃんと散歩の折に、住宅地で目に付く花や木に 「きれいな色だね」「可愛いね」と話しかけると、「ありがとう」と 聞こえてくる時もある。
「そういえば・・・・・」。
まだ、ヒプノやレイキを勉強する前のこと。
木村藤子先生の所に行く前後あたりから、ママはスピリチュアルに関する本を読み漁った時期があった。
まるで何かに憑かれたかのように、次から次へと寝る間も惜しんで読んでいた。
それはあたかもママがというよりも、ママの魂が求めているかのようだった。
そして、それが1年位続いたある日、突然ママは言った。
「もういい」
「みんな同じことを書いてる。真理はひとつだ」
以後数ヶ月間は、その手の本を読むのは辟易すると言っていた。
不思議なことに、本を手離した頃から、今度は街の緑が目につき始めた
通勤で毎日通る道。
多くの家の前にはプランターや植木鉢に色とりどりの花が咲いている。
今までは「花がある」というだけで、目を奪われるほどではなかった。
日常の中のごくありふれた風景としてしか捉えていなかったので、 「きれいだなあ」とか「美しいなあ」なんて一々目に留めることはなかったのだ。
もし、街中に緑が一切なかったとしたら・・・・・・。
ママは目をつぶってイメージしてみた。
建物と、アスファルトの道路だけ。
なんと殺伐とした風景だろう。
目を開けてみる。
道路の脇には街路樹。
家々の庭には木々。四季折々の花を咲かせている。
玄関や窓辺や、わずかなスペースにも、その家の住人が手をかけて飾っている花々が・・・。
なんて癒されているんだろう。
緑があるってありがたいことだなあ、ってママは思ったんだって。
「それまでは、”意識する”ってことがなかったんだよね」
その日からママは自然と植物に意識が向くようになり、、いつも話しかけるようになったんだって。

